NBAで活躍する日本人選手、八村塁さんってどんな人?

八村塁選手国際
The Washington Wizards hosted their media day for the 2022-23 NBA Season. Images featuring Cory Kispert, Deni Avdija, Kristaps Porziņģis, Bradley Beal, Kyle Kuzma, Will Barton, Rui Hachimura and Johnny Davis from Capital One Arena in Washington, D.C., September 23, 2022. (Joe Glorioso / All-Pro Reels)

米プロバスケットボール(NBA)で日本人選手として活躍する八村塁さん。

23日、AP通信によると八村塁選手はウィザーズを離れレーカーズに移籍するそうです(NBA、八村塁レーカーズ移籍へ)。

体型などで圧倒的なハンデがあるNBAの中で活躍する八村選手とはどんな方でしょうか?

  • 生い立ち
  • 日本での活躍
  • 米ゴンザガ大~NBAでの活躍
  • エピソード

以上についてまとめました。

八村選手ってどんな人?

八村塁選手は、現在NBAのワシントン・ウィザーズに所属しています。

彼は明成高(現仙台大明成高)に在籍していた時には既に、日本のバスケットボール界を代表するスーパープレイヤーと知られました。

2018年には日本のバスケットボール界で最も有望な逸材の一人とされました。

その後、米ゴンザガ大を経て2019年、NBAでは日本人初のドラフト1巡目指名を受け、ワシントン・ウィザーズに所属します。

残念ながら4シーズン目となる今季は先発での出場はありませんでした。右足首のけがで一時離脱しましたが、30試合に出場、自己最多の30得点を2度記録しています。また1試合での平均得点は13得点、4.3リバウンドでした。

八村選手は富山生まれのハーフ

八村塁選手は富山県富山市出身で、ベナン人のお父さん、日本人のお母を持つハーフです。

ベナンは西アフリカにある国です。

外務省によると、2020年時点で日本にいるベナンの方は110人、ベナンにいる日本人は30人とのことで、私たちにあまり馴染みがないかもしれません。

八村塁選手のもう一つの故郷、ベナンの国章

八村選手は幼少期、黒人ハーフであることから差別を感じ、“かなりきつい経験”もあったそうです。

しかし、スポーツが全般的にできたことから周囲に認められるようになり、「自分が自分であることはとても素晴らしいこと」と考えるに至ったそうです。

渡米後は逆に日本人として扱われて困惑したようです。

そんな経験から、自分のアイデンティティを「ブラッカニーズ(Black+Japanese)」と考えているそうです。

また弟の八村阿蓮さんもバスケットボール選手で、東海大学からサンロッカーズ渋谷を経て群馬クレインサンダーズで活躍されています。

日本での活躍

中学からバスケ部に所属した八村選手は、明成高等学校に入学しました。

第44回全国高等学校バスケットボール選抜大会には1年生で出場し、優勝に導きます。第45回大会でも活躍して2年連続優勝に貢献し、2大会連続でベスト5に選ばれました。

2013年のアジアU-16選手権でも活躍し、3位に入っています。八村選手の活躍により、日本のジュニア代表は1998年以来15年ぶりとなる世界選手権出場を果たしました。

高校2年で迎えたU-17世界選手権では、1試合平均22.6得点で大会得点王に輝きます。

大会で優勝したアメリカには38-122と完敗でしたが、八村選手は38点中25得点を挙げる大活躍を挙げ、その名を轟かせました。

米ゴンザガ大~NBAでの活躍

八村選手は高校卒業後、アメリカのゴンザガ大学に進学しました。

ゴンザガ大学では2016年11月5日に初出場を果たし、11分出場で、9得点、3リバウンドの活躍をしています。

NCAA男子バスケットボールトーナメントに進出。八村は1回戦と準々決勝戦でそれぞれ1分間出場しています。

また、順々決勝戦では3ポイントシュートで得点し、日本生まれの男性としてNCAAトーナメント初出場と初得点を記録しました。

2019年にはNBAドラフトにエントリーを表明し、ワシントン・ウィザーズから一巡目9位指名を受けました。日本人でNBAドラフト指名を受けたのは岡山恭崇さん以来、1巡目指名は初の快挙となります。

新人シーズンは72試合中48試合に出場し、その活躍が評価されNBAオールルーキーセカンドチームに選出されました。

2020年のシーズンでは、アジア出身者では3人目となるNBA通算1000得点を達成しました。また、平均出場時間は前シーズンを上回る31.5分となり、13.8得点、5.5リバウンドを記録した。

またこのシーズン、チームがプレーオフ進出します。八村選手は日本人で初めてNBAプレーオフに出場しました。プレーオフ1回戦5試合で、八村選手はFG成功率61.7%、3ポイント成功率60.0%で平均14.8点、7.2リバウンド、1.0アシストを記録しました。

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